社交

ざんねんな人間図鑑

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

パッチワーク

・気付けばこの日記も結構長続きしている。飽きっぽい性分なので何であろうと長続きするのはいいことだと思う。 ・動画で何となく見てしまったグロいゲーム画面が脳裏に焼き付いて離れない。あれはリアルな断末魔なのだろうか、聞いたことないから知らないけ…

両手で受ける

呆然としながら生きているので、はぁそうですか、と適当に相槌を打っては不満げな顔をされる。一度でいいから人生の模範解答を見せてほしい。答えを写してそっくり笑って、それで楽に生きられるならどんなにいいか。 それぞれ事情を抱えて生きるなかで、自分…

死損じた。

自分は他人から赦され続けてはならないという感情がなんとなく根底にあって、まぁそれなら仕方ないよなとか諦めながら、ウインカーも付けずに左折してきた車が遠くへ消えていくのを見つめる。いいこで真面目だった遠い昔の僕みたいなのが求められるこの世界…

言語能力50%カットのわたし

絵であれ言葉であれ、突然自分の手からするすると抜け落ちて作り出すことが出来なくなることがあります。俗に言うスランプなんだろうな。思う通りに絵が描けなくなり、今まで出来たことすら出来なくなって腐っていく自分に嫌気がさして投げ出して寝る。テス…

水源

死にたい死にたい言っても仕方がなくてうざがられるだけなので、くだらない話をしよう。通学路でするりと鼻を通るのは田舎の匂いだ。葡萄に似た田舎の匂いがした。使用中止の古びた自動販売機には、黄色く変色したスポーツドリンクが入っている。ペットボト…

雨の日を愛しておいでよ。

雨です。雨の日ってすげえ死にてえ。月曜日と同じぐらい死にてえな。死にませんけど。 いつからか明日が月曜日だと思うと日曜日すら純粋に楽しめなくなって、その楽しめない日曜日の前の日である土曜日すらも最悪の日になっていた。まいにち死にたい人じゃね…

緩急を渦巻く

一斉に音を立てて下界に飛び降りる無数の雨粒。緑色の水滴。焼却炉の煙が雲に混ざる。まっさらな雲にも黒煙にもなれないくせに。何でもない景色が風情となって、列を作って詩歌になる。移動中に歌を聞くと、味気ない空に合点がいって一人で充足できるから、…

上手に生きていられない生物のわたしへ。

信じられないほどとんでもなく辛くてどうしようもねぇなとなることが起こってしまい、誰も悪くないからそれこそ解決策もこれからの事の運びも想像が付かずに、漠然と虚空を眺めています。ため息も出るってもんです。 結局どこでまちがえたのか確立することも…

緩やかな自傷

死にたくねぇなあと思いつつ死にたいとか言っている。そして律儀に赤信号で止まり、白線の内側まで下がって電車を待ち、首を吊れそうな場所を探している圧倒的矛盾を味わいながら、ぽろぽろと人間としての生き方を失ってゆく。そこに刃物があったとして自分…

好きな子ができたら

このまま全部溶けてなくなっていったら、僕はそれを良しとするだろうか。それとも消えてなくなってたまるものかとこの世に縋るだろうか。手すりのない崖っぷちで君を好きでいられるだろうか。好きだと伝えたら嫌いになれるだろうか。嫌われたら僕は生きてい…

観察

車から見かける電車ってなんだか珍しくてラッキーな事象であるような気がするんだけど、電車からはいくつもいくつも車が見えるから、自分が車に乗っている時のことなど忘れてしまう。こちらが一方的にラッキーだと思っているだけで、向こうからはいくつも見…