社交

ざんねんな人間図鑑

キスをしたいって思わない。

ままならない自分と一緒に生きている。
わたしは多分きっとなにかしらの精神病なのだと思ったりするけれども、それで良いと思っている。ただなまえをつけてほしい。分かればそれで良い。わかることができないのが悲しい。
美術の授業で、次の単元は学校のなかの思い出の場所を描くといわれて、わたしはほんの一時、あのプールサイドに立とうか迷った。それでやめた。あの日死のうと思ったのはパフォーマンスだったかもしれない。わたしの死がなんかを変えると思ってた。後悔に濡れたあいつが死んだら良いと思ってた。
願わくばぼくを嫌わないでくれと誰かがいう。
わたしにあるのはタナトフォビアと抜毛症とちょっとしたどもりと認知の歪みと強迫観念くらいで、日常生活はめちゃくちゃ疲れるっていう代償を払って送れている。スマホを弄り後悔し、今日が二度と帰ってこないことをひとしきり泣いて寝る。
ゲームと音楽と絵とカップラーメンとお笑い芸人とWebメディアが好きで、体育とオクラと頭痛が嫌いなただのにんげん。
回転してみんなバターになれればいいのにね。生まれたときしっぱいしたからあたしはバターになれない。わたしは別に生まれたくなかった。わたしがうまれなくてお母さんとお父さんとお兄ちゃんが仲良しで代わりに可愛い弟とかがうまれてずっと仲良い家族がいっこふえたらわたしのいのちだってうまれなくてよかった。生まれてしまったから死にたくなくなった。産声をあげたときに背中に火をつけられて、いつか蹴飛ばしたあのボムへいみたいに走ってる。
五月蝿いね。あたまのなか。わけてあげたい。しにたいだけのあなたに。しにたいと言うことだけ得意なあなたに。
いろいろあったけど、当落を一緒に喜んでくれる友達がたくさん出来て良かったと思う。うれしい。うれしいうれしいうれしい!うれしいことだけ続いてほしい。