社交

ざんねんな人間図鑑

言語能力50%カットのわたし

絵であれ言葉であれ、突然自分の手からするすると抜け落ちて作り出すことが出来なくなることがあります。俗に言うスランプなんだろうな。思う通りに絵が描けなくなり、今まで出来たことすら出来なくなって腐っていく自分に嫌気がさして投げ出して寝る。テストとか進路とか、そういう10代後半の始まりの悩みが脳みそを圧迫していて、気付かないうちにそれをそわそわ気にしているのかもしれない。だるくてしゃらくせえことなんていちいち考えたくもないのに、わたしは気にしなければ生きられない性質でこれまた面倒臭い。繊細とか強迫とかそんな言葉に当てはめられるわたしの精神はなかなかどうして生きづらくて仕方ない。他の人もこんな感じで暮らしているのだろうか、わたしよりも余程生きやすそうに笑っている人も。一般的な人間の神経を借りてみたいとか考える。体が軽くなるとか、そんな次元の体験が出来そうな気がする。
海辺に学校があったらな、とか思いに耽っていた。潮の匂いとか、またこことは違う田舎の匂いがしただろう。山の中は鳥が、蛙が、人間が、また喧しい。どこでだって人間が嫌いだ。どんなきれいな場所にいたとしても。海に行きたい。遠くで眠りたい。