社交

ざんねんな人間図鑑

渇望?

想像の翼ってなんで翼って言うんでしょうか。つばさをください。よく小学校でうたった。懐かしいね。
絵を描いたりするんだけど、最近はそれが結構大変。物心付く前から描いてて、あのときはたぶんなんにも考えもしないで描いてた。ただひたすらに思うままに、自分の世界を表現。思い描くって言葉がぴったりなんじゃないかと思うくらい。それってめっちゃ幸せじゃない?評価もライバルも羨望もない目線。身長111センチメートルから見る景色はもう二度と見られない。でもその景色、その感覚って、絵を描くわたしにとって喉から手が出るほど欲しいものじゃないかな。今のわたしはある意味どうしようもないよ。評価が気になる。褒めて欲しい。見て欲しい。己の醜さしか見えない。なによりわたしが醜い。わたしだけが不適合な社会にしか見えない。
箱入り娘って幸せだと思うんです。どうせ吐き出すなら、幸せも憧れもいらないのかもしれない。知らないまま死んでいけば本人は幸福。辺りの人間は『可哀想だね』ってうわさ、うわさ、うわさ話。でも知らない頃にも戻りたい。本能、欲望、想像のそのまんま、濃縮還元で紙の上へ、滅茶苦茶に描き殴りたい。それがどうにもできないから、今日も今日を曖昧にしている。