社交

ざんねんな人間図鑑

今日、その二

どうしても気に食わない奴がいて、言うことやること一つも理解できなくて(まあわたしは大体の人の言動が理解できないのだが、そいつは桁違いに意味の分からない奴だった)、たびたび苛々していた頃を思い出した。それなのに案外あいつの取り巻きはいて、太鼓持ちにはなりたくねえと思った。ガキ大将だったのかもしれない。わたしにとって彼はジャイアンを彷彿とさせるタイプだった。ごめん、ジャイアン
コミュ障コミュ障と合言葉のようにはしゃぐ人たちに、コミュニケーション障害、と言い返してその場が静まり返るみたいに。端的に記号化された一部分で満足している人の目の前に、本質を明かす論文を積み重ねたってお互い白けるだけだ。向こうはそれで現状は幸福なのだ。こちらの鼻についても、それで彼らは幸福である。指摘しなければお互い平和。たとえそれが人権侵害で冒涜でヘイトであっても。人を傷つけることで安寧の地を作る奴がいるのは知っている。言葉にもしないで分かってもらえるかのように錯覚して、平気で人を殴って動かそうとする奴がいるのも知っている。そんな人たちに狂わされてきたわたしの日常が、もう二度と戻らないっていうことも。
昼に書いた文となんか違うだろうか。頭にはいつも思う通りの文が浮かぶのに、いざ書いてみるとなんか違うもんだ。たまには一日二文。